昨日の日記を見た海晴姉さまからおこられました。
短すぎるって。
……。
なので今日はもう1回麗の番。
ああ――
――ショック。
ねぇ、知ってた?
209系が京浜東北線から引退するって――
もともと寿命半分の車両だものね。
予想はしていたけど、でも――
こんなに早いなんて――
――――言葉もないわ。
私――
古い電車が引退しちゃうのって
本当に悲しいの。
私はまだ小学生だから、好きなだけ電車に乗る事なんて
全然できない。
おこづかいだってたりないし、
お母さまやお姉さまたちもみんな休日は
なるべく家族が一緒に過ごすべきだって思っているから、
1人で電車に乗りに行くことだってそんなにはできないし――。
でも――
私がこんな風にグズグズしている間にも、
私が生まれるずっとずっと前から走ってきた、
まだ1回も乗ったことのない、
とっても勤勉で偉い電車たちがどんどん姿を消していってしまう――
私の初恋の人105系を見たあの日に思ったこと、
私、今でも覚えてる。
それまであんまり電車に乗ったことの無かった私は、
あの日初めて彼を見たの。
ああこれが訓練車じゃなくて今ここですぐに乗れたらって――。
体が熱くなって目の前が真っ赤になる気がしたわ。
それなのに――
最近はどんなに私が早く大きくなろうとしたって、もう全然。
間に合わないことばかり――
去年の3月。
東西線5000系が引退しちゃうって聞いたときには
本当に泣いちゃった。
5000系は開業時からずっとずっと走ってきた本当にえらい頑張りやさん。
私、地下鉄ってわりと好きなの。
JRの乗り入れも多いし――
6000系なんかと比べたらそりゃあ目立つ方じゃないけど、
でもブルーのラインがかっこよくて、営団初のアルミ車両だって、
たった3編成だけど当時あの国鉄の301系とほぼ同時期に――
――って、こんなことあなたに言っても仕方ないか。
私――。
もう1台だって引退して欲しくないよ。
みんな、みんな、
私が大人になるまで待ってて欲しいの。
――――ねぇ。
しょうがないからこの際あなたでもいいわ。
今度のお休みに――京浜東北線に乗りに行こうよ。