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名前: hubuki
2008年5月15日 (木)

最近――木々の緑が増えて。
外を歩くと、
あちこちで虫の姿を目にすることが増えてきました。

雨上がりや気温の高い日――

小さな――
飛ぶ虫や這う虫や――
いろいろです。

街中に青い匂いが満ちています。

中でも多いのは、小さなアリと小さな羽虫。
あれは――何という虫なのでしょうか?

非常に多くの種類があるように見えますが――
私は――虫にはあまり詳しくないのです。

どうも、虫は苦手で――。
なにかこう――浸食されそうな気がするのです。

根拠のない不確実な考えですが。

キミは虫は――
好きですか?

我が家には虫の好きな子が何人かいます。

特に小さな子たち――青空や虹子やマリーなどは
虫と見ると寄っていきます。

公園で見かける蝶やテントウ虫――
そしてアリを捕まえようとしてはつぶしてしまいます。

初めて青空が「ありさんつかまえた!」と言って
つぶれて死んだアリを指先につまんで
誇らしげに見せに来た時は、
どう説明したものかと――
言葉に詰まり動きが止まりかけましたが、

どうやら――
青空にとっては生きているアリも死んだアリも同じように
大切な「アリ」であるようです。
「しんだアリ!」と言いながら、
ニコニコと箱に詰めていました。
生きて動いているままのアリを捕まえるのが目標のようです。

反対に虫が苦手なのはさくらや春風姉や氷柱姉などです。
彼女たちはキッチンで虫が出たりすると大変な大騒ぎをします。

私はまだ見たことがありませんが――
やはりこのうちのどこかにいるようです。

そんなことを――
想像しただけで体が震えるような気がしますが――

!!

きゃっ。

……

ああ……
――おどろかさないで下さい。

キミの手でしたか――

突然何かが触れたので、一瞬例の虫が止まったのかと――

……よかった。

あの――
姉たちは、もし例の虫が出現しても、
きっとキミが――この手で、やっつけてくれるはずだと言います。
男の子は強くて頼りになるのだから、と。

本当――ですか?