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名前: tulala
2008年5月19日 (月)
無題

今日は本当は――

……

ユキの番だったの。

でも、ユキが。
どうしても――書いてって。

涙をためて頼むから――

私が一応書いておく。

本当は――下僕にあてたメッセージなんか
書いてる場合じゃないんだけど。

でも――ユキが言うから。
仕方ないじゃない?

ユキは――「お兄ちゃん」のための日記に
白いページができちゃうのがどうしても嫌なんだって。
きっと気にして心配させちゃうからって――

もう――
ユキのばか!

そんなこと――気にしなくていいのに。

こんなちょっとくらい踏んづけても気がつかなそうな下僕が――
そんなコトぐらいで傷つくはずがないじゃないの――

そうでしょ?

ユキは本当は自分が熱を出したのも
言わないでくれって言ってたけど――

それこそ。

なんか違うって私は思うわ。
下僕だけど――本当に何の役にも立たない愚かな下僕だけど――

ユキの大好きな「お兄ちゃん」なんでしょ?

それくらい――知る権利があると私は思う。

でも、まあ、安心して。
夕べは39度超えてたけど、午後からは――7度台に下がって
だいぶん落ち着いてるから。

熱が高かったせいか今は少し疲れて寝てるみたいだけど――

もし後で時間あったらのぞいてやって。
ほら、病気の時って昼間寝過ぎちゃって
夜眠れなかったりすることって
よくあるじゃない?

ユキも夜は――こわいみたい。
きっといろいろ――考えちゃうのね。

……

アナタが行ったら

きっと――

喜ぶから――。