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名前: wata
2008年5月20日 (火)
昨日は――

昨日は――
ごめんなさい。

本当はユキの番だったのに――。

うぅん、ちょっぴりお熱が出ちゃっただけだから――
たいしたことないんです。

もうほとんど良くなったし。

ほとんど――

……

うん、大丈夫、

もう本当に――心配しないで。

ユキは――お兄ちゃんの心配してる顔、みたくないです。

いつも笑ってる――お日様みたいなお兄ちゃんの顔が好き。

いつも楽しくて笑顔でいるお兄ちゃんのことが――。

だから、ユキのせいで心配させちゃってるなんて
すごくすごく嫌です。

そんなユキはもう――いなくなればいいって思っちゃう……

あ、うぅん、そんないけないこと考えたらいけないですよね。

……

えへへ――♥

あ、ごめんなさい、氷柱お姉ちゃんに怒られるから、
今日はあんまりたくさん書けません。

早くベッドに戻らないと――
氷柱ちゃん、こういうときはぷんぷん怒るんだもの♥
ヒドイですよね、病人なのに――ウフフッ。

……

昨日の夜――夜中に。

ちょっとだけお兄ちゃんの気配を感じたような気がしました。
やっぱり夢――だったのかな?

夢の中のお兄ちゃんは、眠っているユキのおでこにそっと

チュってしてくれて――

それでね、その瞬間から――
ユキのお熱は下がり始めたんです。

お兄ちゃんってすごいです――

今夜も――

夢の中でお兄ちゃんに会えるといいな――