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名前: hubuki
2008年6月 9日 (月)
ユピテル

今日も――
雨が降ると思っていたら。

今度は――
雷が始まりましたね。

雨が降っているというだけでも
コンディションが悪いのに――

これでは――
私は、
ますます外に出ることが出来ません。

本物の夏がやってくる前の確かな前兆――

それは確かにそうなのですが。

私は――小さな妹たちのように
雷が怖いわけではありません。

雷は――
雷雲の中の電位差の蓄積による
単なる放電現象です。
虹子のヘソを取ったり、
マリーのティアラに落ちたりはしません。
あの大きな音だって、単なる空気の膨張によるものです。
さくらがおそれるように、太鼓を叩いているわけではない。

雷の恐ろしいところの第一はもちろん落雷ですが、
これは外の広いところにいない限り、
そんなに心配はありません。

ただ――

なぜでしょうか。

自分でも不可解なのですが、
私は――

雷雲が近づいてくると、少しだけ――
肌の表面にピリッとした電荷を感じるような気がするのです。

そんなことあるわけがないのに――。

誘電しているわけでもなく、
人体の末梢神経がそのような小さな電位差を
感じ取れるはずもなく――

不可解です。

……

雷サージがあると困るので、
コンセントはできるだけ抜いて寝て下さい。

私も――

今日はもう休むことにします。

いつも雷の日は早く休むように、
霙姉にも言われているので――

では、おやすみなさい。