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名前: ulala
2008年8月 6日 (水)
無題

やっぱり――
ダメだったか……。

うぅん、いいの。
気にしないで。

そもそもダメでモトモトって思ってたんだから。

ふぅ――

……

だいたい今からじゃ、
カシオペアの予約なんて取れっこないんだし。

北斗星だってあやしいものだし、
もちろんエルムだって――。

夏のカシオペアの予約なんて
発売開始と同時に売り切れ、よ。

小学生がどうこうしようなんて、
もう絶対に無理――よね。

そんなことわかってる。
でも――。

――悔しい!

やっぱり、悔しいの――

……

この世のどこかには――
今頃、カシオペアに乗って家族旅行をしてる
ウチがあって、その家の子供はきっとすごく嬉しそうに
飛び跳ねて―――

って思うと。

どうしても――。

うぅん、わかってる。
慰めてくれなくてもいいわ。

こんなのただの私のわがままよね。
ウチの家族には鉄道好きは私の他にはいないんだし。
家族旅行はみんなで楽しむものだし――。

でも、もしかしたら――
アナタが。
アナタが鉄道に乗って旅行したいって言ったら――
ってちょっとだけ思っちゃったの。

ありがと。

つきあってくれて。

アナタと一緒に、
海晴姉様や春風姉様やホタ姉様たちに言いに行って、
気が済むまで食い下がったら――

やるだけやって、なんかスッキリしたわ!

もう旅行中は鉄道のことは忘れる。

アナタも――もう旅行中は私のことは気にしないでイイから、

絶対、放っておいてね?