page: post-251.html
名前: mituki
2008年11月20日 (木)
カサカサじゃ!

先日は――
心配をかけたの。

これ、このとおり――
もうすっかり本復じゃ♥

まだ少しだけ――
カサブタが残っておるが――
これもじきにはげて落ちるそうじゃ。

なにやら――
名残惜しいの。

兄じゃは――
疫神というものを――
知っておるかの?

わらわには――
見える。

顔の真っ黒な――
病いの神じゃ。

流行病いの時には
病いの神が近くに来ておる。

疫神の手に触れられると――
その者は病いに倒れる。

わらわは気づかずに――
幼稚園でその風に当たってしもうて――。

しかしの――
気がついたのじゃ。

此度の病いの疫神はなぜか――
兄じゃを恐れておった。

兄じゃがおるこの家から
早く去りたかったが故に――
わらわの病いも軽くてすんだように
思うのじゃ。

兄じゃ――
これ、この通り――
礼を申すぞ♥

ああ――
それにしても、
はがれかかっている
このカサブタがかゆいのぅ!

今日は兄じゃと一緒に風呂に入って――
そっとはがしてもらうのじゃ♥