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名前: hubuki
2008年12月16日 (火)
ラブ

私は――
クリスマスというモノを、
サンタクロースというモノを、
信じることは出来ません。

空を飛ぶそりとトナカイ、
一晩で世界中の子供に
贈り物を配り歩く人物や、
ほ乳類の単性生殖――

そんなものは――
この世には存在し得ない。

だいたい――
信じる、という行為は――
不確かなものです。

夢を信じる、
奇跡を信じる、
愛を信じる――

夢は睡眠時における記憶の再配置
もしくは単なる目標であり、
奇跡は確率の大小であり、
愛は――

愛は、ただそこにあるものです。
信じるものではなく、
ただ――
そこにあるもの。

よく、愛は目に見えぬものと
言いますが、
愛は目に見えると私は思います。

愛のある空間、
愛のある家庭、
愛のある2人――

そこには、幸せそうな笑顔と
優しい空気が満ちています。
感じる、心地よい幸せな優しい光――

そこには――何かが必ずあるのです。
今はまだ無理ですが――。

いつか、幸せも計測することが出来る日が
来るかも知れません。

計ったら――どんな数値が出るでしょうか?
単位を考えるのも――楽しいですね。

ハッピー?
幸?
それとも――

ラブ?

はい。
私は家族を愛していて――
とても大切に思っています。

だから――。

私がみんなの前でサンタクロースの話をしようとすると、
蛍姉が少し緊張した顔をするので――

この話はキミと私だけの秘密にして下さい。