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名前: sakura
2008年12月22日 (月)
ちっちゃなおとうと。

あのね。

このまえ――ずーっと
ようちえんをお休みしていた
おともだちのゆいちゃんが、
ようちえんにもどってきたの。

おうちをずっとおるすにしてた
ゆいちゃんのママが――
おうちにもどってきて――

ママといっしょにね、

――あかちゃんが来たんだって!

さくら、とってもドキドキして――
見せてもらったの。

ふっかふかのあかちゃん。
ちっちゃくて、まっかくて、
ホヤホヤしてた。

とってもとっても――
かわいいの♥

おっぱいのんでたよ。
ふぁんって――
あったかいミルクのにおい!

“おとうと”なんだって。
おなまえはリュウちゃんっていうの。

それでね。
ゆいちゃんが、おひざに
リュウちゃんを抱っこして――
言ったの。

「いいでしょう――?
さくらちゃんちは――
もう新しいおとうと来ないの?」

って。

そしたら、さくら――
なんだかすごくすごくすっごく――
うらやましくなって――

おねがいしたの。

「サンタさん――
さくら、いい子になります。
おはしのれんしゅうもがんばるし、
ヨーグルトもこぼさないから――
もうねこちゃんもかくさないから――
どうか、どうか、
さくらにちっちゃな
おとうとを連れてきてください――」

みぞれお姉ちゃんは――
サンタさんはイキモノは連れてこないって言うの。
たとえば――ねこちゃんみたいな。

お兄ちゃんも――
そう思う?

さくらがいっぱいいっぱいがんばって
いい子にしても――
ダメなのかなぁ……

ぐっすん――

お兄ちゃん、おとうと――
つれてきて――