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名前: tulala
2008年12月24日 (水)
クリスマス・イブ

今夜は――
クリスマスイブね。

パーティーは――

……

6時からよ?

ああ――
もうっ!!

下僕のくせに――
一人前にパーティーに
参加するなんて――
本当に生意気!!

しかもこれが
2回目だなんて――
本当に――
本当に――

アナタを誘いに
来なくちゃイケナイ
自分自身が――

信じられないわっ!!

下僕は下僕らしく、
遠慮してくれてもいいのよ?

っていうか――
身の程をわきまえて
絶対遠慮なさい――

って、言いたいところだけど。

アナタがいないとユキや――
妹たちが悲しむし。

それどころか、
姉様たちだって――

――ふん!

なーんか気にくわないわ。

いつの間にか――家族の中に
アナタの味方が増えてる気がする。

1年、か――

……

時のたつのは早いものね。

今夜は――
アナタが我が家に来て1周年のお祝い――

って、海晴姉様が言ってたわ。

……

アナタが家族だなんて――
私は、全然認めてないけど!

……

――ねぇ、下僕。

今年はゲスト扱いじゃないんだから、
夜中にクリスマスのソックスに入れる
プレゼントの準備――

一緒に手伝うのよ?
わかってるわよね?