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名前: mizore
2009年1月19日 (月)
本心

ずっと――言いたかったことがある。

あの、さ。

ウララ、

ツララって――

……

似ているよな?

フフフフフ♥
昔から――思っていたんだ。

まるで――
まるで――

ダジャレみたいだ!

って――。

ツンツンした性格まで似ているし――。
ああ――もちろん今まで誰にも
言ったことはないけれど。

私はダジャレは――
嫌いだ。

実に、
実に――

くだらないと思う。

布団が吹っ飛んだ、とか
ミルクを飲んでみるく?
とか――

――くすっ。

まったく――
アホくさいよな?
宇宙の塵、いや隕石の燃えかすほどの
価値もない――。

だから――
大切な妹たちの名前が
仮にもダジャレのようであるとは――
言うべきではないと思っていたんだ。

誤解されても困るし、な。
私の頭の中がまさかそんなことに
侵されているなんて――

……

しかし――麗は日記を抜けたと聞いたから。
もう、いいかな――と。

フフ。

氷柱はああ見えて――こういうことには
意外と怒らないんだ。
自分に自信があるせいかな?

名前がダジャレみたいだって言っても――
「は? この美しい名前がそんなワケないでしょ?」
で終わるだろう。

でも麗は――まだまだ子供だからな。
くすくす♥
きっとすごく怒るんじゃないか?

怒って日記に書き込まずには
いられないくらいに――