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名前: haruka
2009年5月26日 (火)
いやん

もう――

いやん♥

……

いやんいやんいやんっ♥ ♥ ♥

春風――照れちゃう♥

にじちゃんまであんな風に――
春風を祝福してくれるなんてっ。

春風、身体を張って!

ヒカルちゃんを守ったかいがありました♥

あとからね、蛍ちゃんに言われちゃった!

「あの時、飛び出していった
 春風ちゃんの勢いがあんまりすごかったから、
 私もお兄ちゃんもあっけにとられて――
 後ろで見てるしかなかったよ」
 って――。

春風恥ずかしい――♥
でも、仕方なかったんです。

あの子が――「思い出の記念にキスを」なんて
ヒカルちゃんが断りにくいようなコトを
言ってあんな風に迫るなんて――。

壁に押しつけられたヒカルちゃんの身体――
焦って動けなくなってるヒカルちゃんの顔――
そして、余裕ありげに迫っていくあの子のクチビル――

あああああっ――
もう――今思い出しても、
身体が震えてきます!!

ヒカルちゃんの――
ヒカルちゃんの――
優しいキッスは、雷におびえてたずっと昔から――
同じ部屋に寝てる春風だけのモノって、
決まってるんですから――!!!!

あの子をどーんって押しのけて
ヒカルちゃんに向き合ったあの時、
ヒカルちゃん少し困って――
でも安心したような顔してました。

だって――春風となら
キスなんて――何度も
したことありますもの――フフ♥

……

あ、でも安心してくださいね、
私の――たった1人の王子様♥

初めてのキスは――ヒカルちゃんとでしたけど。
でもそれは――この前の金曜日よりももっとずっと前、
実は子供の頃にすんじゃっていて――♥

だって、家族ですし――女同士ですもの。
そんなの――数には入らないですよね?
にじちゃんやあーちゃんとだってチューするし♥

だから――。

ね、王子様――
春風思ったんです。

初めての男性との本物のキスが。
今まさに奪われようとしてる姫のところに駆けつけた
王子様の横取りキッスだったら――

なんてロマンティックなのかしら!!

フフ♥

春風は――いつでも。
待ってます♥

本物のキス。

もし春風の身にも危険が迫ったら、
王子様はあんな風に駆けつけて
きてくれるのかしら――