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名前: hubuki
2009年6月11日 (木)
バランス

先週の授業参観は、
なかなか――
大変そうでしたね。

校内をあちこちウロウロと――
疲れたのではないですか?
ずっと立ちっぱなしのようでしたし――。

腰は大丈夫ですか?

我が家に在籍する小学生は現在
私、吹雪を含め全部で6人。

しかし麗姉は1人だけ
違う学校に通っていますから――

実際に参観をしなければ
ならないのは――5人です。
それだけでも多いのに――

参観は給食の時間で終わりですから――
すなわち。
参観できる時限数は
午前中の4時限でした。

5-4=1。

1年生でもごくごく初歩の計算です。

または5÷4=1あまり1。

――あまり1。

……。

それは純粋な事実であり、
この数字を変えることはできません。

実存としてのヒトや授業の数というものは
常に自然数で表され、
そこに小数点や分数でのカウントというものは――
存在しえないからです。

まあ。
1つの小学校に同時に5人も子供が通う
家というのは確率的にもほとんど0でしょうから、
仕方のないことかも知れませんが――

でも。
誰しもヒトは、あまり1にはなりたくないもの。
いえ。私はべつに――あまり1でもよいと思いましたが。
あいにく。

参観には各学年それぞれに目玉の授業があって――

1年生のユキは、2時間目、音楽の時間で歌の練習。
2年生の私は、4時限目、社会で「名前の由来」調べ。
3年生の夕凪姉は、1時間目、算数の時間で割り算のしくみ。
4年生の星花姉は、3時間目、国語で「家族の作文」発表。
そして、残念なことにもう1つ、
3時限目に重なってしまっていたのは、
6年生の小雨姉の家庭科の調理実習――だったのです。

作る品目は野菜炒めと卵焼きに
蒸しパン、だったそうですが――

……。

――おいしかったですか?

小雨姉は、あの日、
キミが間に合わないかも知れないと思って
もしもキミの姿が現れない場合に持ち帰るためにと
お弁当箱を用意して登校したそうです。

星花姉が小雨姉のために先生に言って
発表を1番にしてもらったというのは――
とても星花姉らしいと、私は思いました。