昨日の夜から
すごい嵐で――
本当に
こわかった――
こうして今、
思い出しても
少しだけ――
胸が
ドキッと。
……
してしまいます。
なんだか
息が苦しくなって――
……
あっ、
いけない、
こんな事考えてたら
きっとまた
ユキ、具合が悪くなって
きちゃう!
せっかく、昨日の夜は、
お兄ちゃんがいてくれたおかげで――
安心して眠ることができたのに。
うふふ♥
お兄ちゃん、本当に
昨日はありがとう――
夜中の大きな雨の音で
起きちゃったユキのこと、
とってもやさしく
ギュってしてくれて――
ユキ本当に本当に
嬉しくて――
本当はね、目にいっぱい
たまってた涙の粒、
たったの1つだって、
ほっぺたにこぼれて落ちちゃう前に――
すっかり安心して、
ニコニコの笑顔になっちゃった!
こんな嵐の夜は――ユキ、
初めて。
ユキ、病院にいたときにすごく
夜の嵐がこわくなるようになって、
このままずっと夜が明けないんじゃないか、
ユキのお病気も同じようにずっとずっと
治らないんじゃないかって
思っちゃうようになってから
ずっとずっと――
嵐の日の風の音を聞くだけで、
眠れなくなって――
胸がドキドキしちゃうようになっていたのに。
お兄ちゃんがいるって――すごいの♥
おまけにユキが眠れるまで
ずっと一緒にいてくれるって――
ユキ、お兄ちゃんのこと
大好き♥ ♥ ♥
これからは、嵐の夜も――
お兄ちゃんと一緒にいられるって思っちゃう、
嬉しいドキドキの日になりそうです――