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名前: mizore
2010年7月29日 (木)
秘密
私は――

オマエの秘密を知っている。

……

フフフ――。

どうだ。

ものすごく――

困っただろう?

ああ――

この私に――
秘密を握られて
しまうなんて――

かわいそうなヤツ♥

だってなにしろ、
私はオマエをいじめるのが――

大好きだし。

私にとって秘密とは――
この宇宙のいかなる些末な塵よりも
もっともっと小さい――

どうでもいいものだから、な。

だから――

いつ大事な秘密をぽろりと
しゃべってしまうかわからないんだ。

だからもし、オマエが他の姉妹に
秘密をバラしてほしくなかったら――

ほら。

ほらほらほら――

なにかわたす物があっても
良いだろう?

……

ん?

まだわからないのか?

魚心あれば水心。

私は氷柱のように――
堅いことは言わないのだ。

どうだ?

老舗のあんこ玉、一箱で――

手を打とう。

それなら、口があんこ玉で
いっぱいになって――

昨日の夜――
ヒカルの部屋の前で
見たことは誰にも言えなく
なるだろうからな。

フフフ――