明日から――
４月になる。

振り返ってみれば、
あの日から――

もう20日。

長かったような
短かったような――

まるで悪い夢を
見ているような――
時間だった。

何度も――
今すぐにこの夢が
覚めて欲しいと願う
苦しい時間。

改めて思うのは――

私達、人間の生の
小ささと儚さ――

そして。

その小さな命の――
限りない尊さ。

宇宙の塵のごとく――
小さな儚い私達の人生の
なんという重み。

みな等しく――

私もオマエも――
そして私達の小さな妹たちも。

同じその重さを持っているのだなあと
改めて思う。

こんな日々にも――

明日からは新しい月が
やって来る。

私達はまたみな新しい年次を迎える。

与えられた日々に感謝して――
また新しい日々を迎えよう。

今、私達にできること――

それはささやかな募金や節電と、
小さな妹たちを支えてやること――

愛すべき家族を、
ただ互いに思うこと、だ。