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名前: tulala
2011年10月17日 (月)
読書の秋

あ――

なんか今日は――

目がちょっと
疲れたみたい。

本の読み過ぎかしら?

こうして見ると――

いつもおマヌケで、
アホ面きわまりない
冴えない下僕の顔が――

今日はいっそう――
ボッケボケに見えるわ!

秋が来てすごしやすくなって
つい――夜更かししちゃって。

昨日も夜の2時まで
読んじゃってたから――

――ごしごし。

ああ、それにしても――

まったく――なんていう
平凡な顔なのかしら。

どうせ一生平凡を生きる
下僕アタマなんだから――

せめて顔くらい、もう少し
まともな顔に生まれてきたら
良かったのにね。

ホント――そこだけは同情するわ。

でも――まあ。

今日は私の目が疲れてるせいで
その平凡な顔も――

なんだかボンヤリして見えて
かえって気にならないから――

フフフ。

まあ、いいわよ?

もう少し近づいても♥

ほら――もっと、もっと
近くに来なさいよ!

せっかく――
あなたの非凡なご主人様が
いいって言ってるんだから。

めったにないわよ?
こんなチャンス――

ほら、来てってば。

私のこの少しだけ輝きを
失ってしまった瞳に――
もっと大きくハッキリと
あなたの姿が映るまで――

……

……

――そう。

私、目薬、
自分でさせないの。

だから、あなたやって♥

ああ、本当、
あなたってラッキーな
下僕よね。

こんなに――平凡なのに
この私に目薬をさすほど
接近できるなんて♥

失敗したら――

ただじゃおかないわよ?