私は――

整理整頓が――

苦手だ！

――うん。

ハッキリ言って――

大嫌いとも言える。

まあ、世の中に
そんなものの好きな
人間がいるはずがないと――

思っていたら。

我が家に小雨という
人間が誕生して――

以来、その考えを
改めざるを得なくなった
わけなのだが――

……

オマエは――
得意か？

整理整頓。

家でも学校でも
小さな頃から――
言われ続けて、

もう――17年。

今年は――

ついに私の部屋が
爆発をして――

フフフ♥

そうだ、
あの偉大なる超新星の
スーパーノヴァ、

この宇宙の全ての源である
あの優美な輝き――

絶対零度の真空の中の
冷たく冴え凍る
花火のように――

滑るように
音もなく――

私の部屋が華麗な
大爆発をとげて。

いや、音は――
あったか。

ドサドサドサッ
ガタガタガタ――
ガチャンッッ!!!

と――

ある意味、
素晴らしく破滅的な
音がして――

私の部屋にあらゆる物が
溢れ満ちた。

……

というわけで――

あれから毎日、
期せずして――
秋の大そうじ、
整理整頓の日々だ。

ああ――気が滅入る。

立夏に少々小遣いをやって
手伝ってもらったが――
アイツはどうも――
私の妹だけあって、
そのへんの才能はないみたいだ。

オマエは――どうかな？

もし、あの一向に片付かない
私の部屋のカオスの整理を
手伝ってくれるなら――

愛すべき弟に――
特別なお駄賃を
やってもいいんだがな♥