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名前: mari
2011年10月26日 (水)
くつ

あーあ!!

ざ・ん・ね・んっ!!

もう本当に――
いやになっちゃう。

どうして――
こうなのかしら?

本当に――
すっごく。

すっごーっく
すっごーっく
すっご――っく!!!

気に入っていたのに――

ついに――

はけなく
なっちゃった。

私の最愛の――く・つ!

今年の春から
ずっとずっと
一緒で――

気に入って
毎日のように
はいていて――

いくら――
春風お姉ちゃまから
毎日はいてると、
くつがくたびれちゃうよ、
とか――

海晴お姉ちゃまから
もうそろそろ傷んで
きちゃったわね――
とか――

言われても。

ずっとずっと仲良しで――
あさ、幼稚園に行くとき、
げんかんに行って、
今日はどのくつにしようかなって
思うたびに――

ついつい、毎日♥
結局おともに
選んじゃうくらい
気に入っていた――

ピンクのエナメルの
大きないちごの形のくつ――

もう――
今日で本当の本当に

さようなら、ね。

長い間ありがと。

どんなにボロになっても――
いつまでもいっしょのつもりで
いたけど――

今日、ついに――
このマリーの足が――

入らなくなってしまったの。

ああ――

このわたくしの成長とともに――

あなたとは永遠にさよなら、なのね。

ああ――もう、
なんて胸が痛むのかしら!!!

大きくなるって――
素敵なことだけど、
同時になにかを失って――
胸の痛むことでもあるのね。

ああ――フェルゼン、
今日は最愛のくつを失って
おおいになげいている、
このマリーのハートを――

どうかどうか、上手に
なぐさめてちょうだい♥

本当に上手にできたら――
ごほうびのおやつを差し上げてよ♥♥