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名前: hikaru
2012年1月 6日 (金)
初稽古

いよいよ2012年
という――

新しい年が到来したな!

本当に多くのことが起きて
みなそれぞれに物思った
あの2011年に
別れを告げて――

ようやく迎えた
真っ白な新しい年。

学生である私達に
新学期の開始はまだまだ
先だけれど――

武道に励む者の道は
長く厳しく――

そしてまた、倦まず弛まず!

常に己との戦いを――

その身に課さなければ
いけないわけで――

いよいよ今日から
私の――

新年始動!!

今日は初稽古の日だった。

だいたいいつも、
初稽古の日は――

今日みたいな
良い天気に恵まれる
ことが多いんだ。

久しぶりに穿く
紺袴の紐をキュッと締めて
剣道の重い防具を
背中に担ぎ上げ――

つめたく冷えた竹刀を手に
こんな――

真冬の青空を見上げていると
いつも――

思う。

天は――

己を磨くものには
必ず恵みを垂れ給う――

と。

それがどんな
ささやかなもので
あったとしても――

たぶん、なにかしら。

努力したものには
小さな光る何かが――
もたらされるように
感じられるんだ。

こんな風に――

初稽古に向かう朝の
すがすがしい気持ち、とか――

厳しい稽古を終えて
帰ってきて――
家族の顔を見て、ふっと
なごめる幸せとか――

さ。

ふふ。

初稽古の終わりには
いつもお年玉として
安売りのお菓子のぎっしり詰まった
大きな袋を渡される。

私はもう――
そんなものには
興味はないけれど。

でも――それを持って帰って
私と違って、まだまだ
冬休み真っ最中の妹たちに――
掲げて見せたとたんに。

みんなたちまち大喜びで――
お菓子の争奪戦を始めたりする。

そんな景色を見ていると――
努力できる事の幸せを思うんだ。

今年も1年――

自分に嘘をつかずに
頑張る年でありたい。

誰に言うのも照れくさいから――

ここでオマエに。

こっそり誓うよ。

そして来年の初稽古でも
ちゃんとお菓子をもらって――

人気のうまい棒を――
オマエにとっておいて
やれるようにって――

――フフフ♥

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